こどもの口呼吸は歯並びに影響する

 

 

口呼吸は、鼻が何らかの原因で詰まる場合や、スポーツ時に一時的にする呼吸法として、位置付けられていますが、口呼吸が習慣的に行われるようになると、口を閉じる・咬む筋力が使われなくなります。

口を開けていることが当たり前になり、それに適応した顎の形や歯並び、咬み合わせに次第に変化していきます。

 

実際に常に口呼吸している人を調査によると、60%以上の人が歯並びや咬み合わせに問題を抱え、25%の人が出っ歯（上顎前突）や下顎の（受け口）の発達不全、と報告されています。

一見口呼吸は、歯並びや咬み合わせに影響を与えないようにも思われがちではありますが、これらのことからも、口呼吸は歯並びに影響を与えると言えるでしょう。

 

しかし、口呼吸は無意識にしているために、他人に指摘されたり、病院で診断されたりしない限り気づかないこともあります。

以下でご紹介する項目に3つ以上当てはまる場合には、口呼吸を無意識にしているかもしれません。

 

 

【口呼吸チェック】

▼寝ている時、口が開いている　　　▼朝起きると喉がイガイガする

▼唇がカサカサと乾燥しがち　　　　▼テレビや漫画を見ていると口が開いている

▼鼻が詰まる　　　　　　　　　　　▼しゃべると舌の位置が気になる

▼いびきをかく　　　　　　　　　　▼口臭がある

▼しゃべっていると唾が飛ぶ

 

 口呼吸は、歯並びだけではなく、常に口呼吸をしているため口腔内が乾燥しがちになり、ドライマウス、むし歯、歯周病に罹患するリスクが高まります。

口呼吸をしている場合には、症状を改善することも検討しましょう。