■小児矯正の1期治療と2期治療について解説

 

子供の矯正治療は、大人の矯正治療と比べると少し複雑です。使用する装置の選択肢が多様であるだけでなく、矯正の期間も大きく2つに分けることができるからです。今回はそんな小児矯正における1期治療と2期治療についてわかりやすく解説します。

 

▼小児矯正の1期治療

 

小児矯正の1期治療は、3～12歳くらいまでが対象です。対象年齢にかなりの幅があるので、イメージが少し湧きにくいかもしれませんね。それは3～5歳くらいまでに行う早期治療も含めているからです。一般的な1期治療は混合歯列期に入ってから始めることが多く、6～12歳くらいが対象となっています。口腔周囲筋や上顎骨の発育が遅れているようなケースでは、3～5歳くらいから顎の骨の幅を広げる治療やプレオルソによる口腔周囲筋のトレーニングを行うこともあります。

 

▼小児矯正の2期治療

 

小児矯正の2期治療は、12歳を過ぎてから行うのが一般的です。永久歯列が完成し、顎の骨の発育も終わりに近づいた頃に歯列矯正を始めます。2期治療の選択肢はワイヤー矯正かマウスピース矯正であり、いわゆる“成人矯正”と同じものと考えて間違いではありません。

 

▼両方受けることで仕上がりが良くなる

 

小児矯正は、1期治療と2期治療の両方を受けることで、より良い仕上がりが得られます。1期治療では顎の骨の発育をコントロールし、しっかりとした土台を形成します。2期治療では歯の傾きや位置を細かく整え、理想に近い歯並び・噛み合わせを実現します。

 

▼まとめ

 

このように、矯正治療は2つの時期に分けられ、それぞれで治療目的が異なります。2期治療や成人矯正だけ受ける選択肢もありますが、1期治療を受けることで、骨格的な異常を根本から改善することも可能となります。そんな小児矯正の1期治療に関心のある方は、藤沢駅北口から徒歩1分の小島歯科医院までお気軽にご相談ください。当院は小児矯正に力を入れている歯医者さんです。